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2025.12.05
活動報告
石川県珠洲市への視察研修
11月20日(木)~21日(金)にかけて、能登半島地震後の復興に取組んでいる石川県珠洲市に桃山学院大学の先生のご調整により、和泉市社協職員、和泉市職員、高石市社協職員で視察に行ってきました。
珠洲市では、珠洲市役所や社協ささえ愛センター、災害時の外部支援団体であるピースウィンズジャパン、高齢者の広域避難調整をされたケアマネさん、復旧支援団体の宿泊を受け入れた珠洲ビーチホテルの支配人さんなど多くの方からお話を伺いました。
珠洲市では、発災直後、市内全域で電話、電気、水道などのインフラが途絶され、のと里山海道や生活道路も地割れ、倒木、がけ崩れ、倒壊した建物により車での移動ができない箇所が発生していました。
そのような状態下で登庁できた市職員は130名のうちたったの10名、社協職員も4名しか出勤できなかったそうです。
また、市内26箇所指定避難所として登録されていましたが、建物の被害だけではなく、避難所までの道路が通行できずたどり着けないなどの理由から、実際に稼働できたのは15箇所だけでした。
そのため、多くの方が納屋やビニールハウスなどで過ごすことを選択されていました。
珠洲市では、電話やインターネットが使えない状態ではありましたが、納屋やビニールハウスなど避難されている方たちにも支援物資を届けることができるよう、市職員が市内を歩いて避難されている場所を特定し、指定避難所として登録する作業を続けられ、最終的には指定避難所は94箇所になったそうです。
災害時には、どのようなことが起こるのか想定は難しいと思われますが、発災後すぐに支援は来ないと考え、個々の家庭での備えを進めていただきたいです。各家庭での備蓄は、最低7日分×人数分はご準備ください。
市社協では、地域のみなさんと共に災害への備えについて考え、取り組みを進めたいと考えています。









